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今度は是非屋外でイベントやりたいですね。公園でのイベントで一番印象的だったのが、偕楽園で行ったパキスタンイベントでの凧揚げ。日本で春を告げるお祭りと言ったら梅まつりですが、パキスタンで春を告げるのがバサント・メーラーと言われる凧揚げ祭り。
日本で考える凧揚げとまた違って町全体、地区全体が凧に夢中になり、熱いパキスタンと化します。が、問題点も・・
春は黄色で決まり!
日本で春の色はピンク!桜色。寒く暗い冬が開けピンクになる季節の変化がまた日本らしかったりします。ではパキスタンの春は?
イエローなんです。黄色。しかも皆が黄色の洋服を着て・・
というのがお祭りっぽいですね。お国が変われば春の色まで違うのですね。
もともとバサントがヒンドゥー教の春のお祭りだそうで、凧揚げの部分が残ったそうです。
黄色はこの時期に平原を埋め尽くす芥子菜の色でバサント色ともいうそうです。
パキスタンの凧揚げって?
これも驚きですが、凧揚げが始まるのが日没後・・え、なんで?て感じですが、実は日本のように
大きさや形、高さを競うのではなく、いわゆる「喧嘩凧」なんです。私も聞いた時すごく驚きました。暗い中にサーチライトが空中を照らし、皆は屋上に上がるそうです。すごい数の凧が空中を舞い、いきなり喧嘩を始めるというのです。おとなしく上げてればいいのに・・とパキスタンの方は思わないんですね。相手を引き摺り下ろす凧。すごく熱狂する凧揚げというわけです。
凧揚げの問題って?
皆が楽しみにしている凧揚げですが、本当にやるのかは直前にならないとわからないようです。というのも問題が多く、事故が多発した年は翌年中止となります。
結局「勝ち」に走るあまり(たかがと言ってはなんですが、凧揚げの勝ちですよ~?)糸に
ガラス片や金属片を練り込んだりする輩が出てくるわけです。ご飯を食べながら花火の上がるのは風情ですが喧嘩凧はどうなんでしょ?あげくはその金属入り凧糸が放置され、踏んだり、バイクで宙ぶらりんの凧に接触して死者やけが人続出となる年もあったそうです。過激すぎです、パキスタン凧!
イベントに凧を作ってもらいました・・もちろん危なくないもの
日本のように竹ひごに薄紙をはりますが、尾がないんです。そして何故かデッカイ目がついていました。威嚇用??そして走りながら揚げるのではなく本来は屋上から落としてから引っ張り上げることでふわっと上がるようです。
Pakistan Japan Friendship Bazar 2012 Kairakuen in MIto city.
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