4000年前のインダス文明の遺跡モヘンジョダロを訪ねた。そしてカラチのパキスタン国立博物館にある「神官王像」をあっけないほど身近で見る。果たしこれが時空を超えたホンモノなのか?
Visitng Indus civilization Moenjodaro and National Museum of Pakistan Karachi 2020.2
一角獣はインダス文明では神聖な創造物とされる


博物館が併設
王宮や神殿がまだ発掘されていないので、統治の仕組みなど謎が多い。インダス文字は印章などに残る
大沐浴場、モスクの場所と居住区が少し離れているので歩く。塩害がひどい
居住区 円筒が井戸。店舗だった場所も
もっとも古い石垣
貴重な資料が見られるカラチ国立博物館。有名な神官王像はホンモノというが(詳細は下方)、ガラスケースに無造作に置かれていた
Priest King and Dancing girl
何故滅亡したかは謎
なんとチェスや牛車もこの時代からのもの
発掘を始めて4年後に発見された石像。17cm×11cm。原材料ステアタイト(凍隻)でできた石像はわずか11体。うち9体がモヘンジョ・ダロで発掘。興味深い。これ以前の像は粘土製ながら紀元前2600年インダス文明から石像が登場、その製法はイランやメソポタミアから伝わったとされる。眼には貝が象嵌されていたそうで、衣服の文様と言い位の高さがうかがわれる。信仰や神官の役割などは謎のまま。本物というが?さりげない展示がレプリカと疑いたくなる。頭部が平たいことから大きな飾りを乗せていたと想像されている
ストゥーパ型の仏舎利容器
しかし国立博物館といえども見学者はほぼいない
タフティ・バーイ(詳細はこちら http://jasmine-friends.com/pakistan-info/must-see-pakistan/peshawar-takht-i-bhai)のガンダーラ遺跡の模型
ガンダーラの話はいずれゆっくり。