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ヘナは日本でもかなりおなじみですが、もっぱら天然の髪染めのイメージ。昔から世界の様々な地域でヘナを使って肌に模様を描いてきました。いわゆるボディーペインティングで、消えるタトゥーなどとも言われています。このメヘンディには幸運を呼ぶ力や邪悪なものから身を守るなどの言い伝えがあり、特に結婚式には欠かせません。式前夜には手足に隙間なくメヘンディが描かれるそうです。
ヘナってなんだろう?
ヘナは乾燥した水はけのよい土地に生育する常緑低木。5・6mになるとか。その葉を乾燥し粉にしたものを昔から髪や肌、染料として使ってきました。
シルクやウール、皮も染めていました。ローソンという赤色の組織がタンパク質と結びつく習性から髪や肌、爪に色が残るそうです。クレオパトラがヘナを爪に塗っていたという記録も残っているとありました(wiki参照)。また古くは火傷や傷、皮膚病の治療にも使っていたそうです。
今日本でも天然素材が注目を集めています。できるだけケミカルを排除しなければと思います。昔からパキスタンには伝統的なユナニ医学があり、中国医学・アーユルヴェーダとともに三大伝統医学とされています。アラビア医学が基礎となったそうですが、800種近いの生薬が収録されているそうです。
自然のパワーは侮れないですね、ヘナで染め、水で流すだけでつやつやさらさらになるというので、今度使ってみたいと思います。
なんとD. 100円ショップでも売っているそうです。
インドやパキスタンのイベントで見たことあるかも?
パキスタン・インド・中東・西アジア・北アフリカなどで伝統文化として受け継がれているメヘンディ、3週間くらいで消えてしまいます。実際は徐々に薄くなっていくので正しいけど、夏のおしゃれとして時に見かけるようになりました。描く素材も花だったり曲線だったり柔らかいものが多く女性的です。ヘナを粉上にしたものを水に溶き皮膚に描く、こんなにササっと模様が描けるなんてまさにアート、しかも細かい・・絵の素質がない私にとっては羨ましい限りです。先日イードでお会いした中学生は手のひらにメヘンディをしていました。手を取っておしゃべりをしながら絵を上手に描く・・お嬢さんにも自慢のお母さんでしょうね。
私たちのパキスタンイベントにも必ずと言っていいほど参加してくれるメヘンディ・アーティスト。あっという間に書き上げます。
海外に行かなくてもその国の文化が垣間見られるフェスティバルは楽しいです。
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