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イスラム教が身近になり、2030年には世界の4割にあたる22億人がムスリムとも言われています。メディアにレストランの話などハラールの文字を見ない日がないくらい、日本でもかなり知られてきました。
島国ゆえか?イスラム教に接する機会の少ないわが国ゆえ、世界を取り巻くハラールの時流には出遅れの感がありますが、 ようやく政府・経済・ビジネス界も注目しはじめ、かなり熱を帯びてきました。
2014年11月には日本で初めてのハラールエクスポが幕張で開催され、各地で活発に勉強会も開かれています。
ハラールって何?
ハラールとはアラビア語でحلال Halāl。イスラム法で許されたものや事柄だそうです。
イスラム法は行動・言動・生活全般に至るまで様々な規定があります。
豚肉とアルコールが禁忌(ハラーム)とはよく耳にしますが、知れば知るほどその厳格さと細かさに驚かされます。そして人によって対応が違ったりします。アルコールは出すけど肉はハラールというお店をムスリム・フレンドリーなどと言ったりしていますが、たとえハラールを出す店でも横でビールを飲んでいるのを嫌という人もいれば仕方ないと思う人もいます。
仲良くなるにはお互いを知ること。ムスリムの慣習の正しい知識を持って、敬意をはらった対応が不可欠となります。
食べ物・調味料のみならず化粧品・薬品などにも幅広く影響しています。
ハラールに注目する理由は人口
ハラールをビジネスチャンスととらえる風潮、どうなんでしょ?。
そこには世界の事情が見えてきます。まずハラールの必要なイスラム教の方々(ムスリム)は現在18億人とも言われ年々増加の傾向にあります。
2030年には世界の4割にあたる22億人になるだろうという調査もあります。
そして日本の事情としたら2020年東京オリンピック開催にあります。
観光立国を宣言した以上、ムスリムの方々も安心して来られる日本でなければなりません。
そのためには旅行・観光・運輸業界に加え、小売業界も今正しい情報収集に努め準備を進めているというわけです。この場合ハラールのみならず1日5回のお祈りをする部屋(プレイヤーズルームprayer’s room)も必要となりますが、
こちらは空港、駅、デパートなどかなりの場所で着々と設置が進んでいます。
安心してムスリムの方が日本を訪れることができるよう、官民一体で今まさに推し進めているところです。
ハラールを認定する機関も続々増え、ローカルはらーるなどの言葉も生まれましたが・・
どうせなら世界に通用するハラールを目指してほしいものです。
学生食堂にもハラール
2014年現在25の大学生協がハラールフードを提供し、留学生に好評を得ています。
私も東京大学の大学生協の学食に留学生といく機会があり、ハラールを発見。メニューの数も10近くありカレーを食べてきました。
全然辛くないカレーは日本人でも物足りなく、もう少しスパイシーになるといいなという感じでしたが、評判はどうなんでしょ?
経済ジャーナル「東海財界」11月号への寄稿文を元に書きました。
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