Song of Lahoreソング オブ ラホール なぜパキスタンでJazzだったのか

I just returned from the 1-month trip to Pakistan. Stayed 9days in Lahore including Pakistan Independent Day 8.14. After coming back to Japan, I dashed to watch the movie “Song of Lahore”. I showed all my friend in Lahore the fryer of this movie though, nobody knows. No wonder it’s not published in Pakistan.
ソング オブ ラホールを見て分かった、なぜパキスタンでJAZZだったのか・・
私がパキスタン滞在中に公開された映画Song of Lahoreソング オブ ラホール。7月中旬以来1か月のパキスタン滞在地中に映画は封切られた。関連イベントに行けないのを悔しく思っていたので帰国後早々に映画館へ出かけた。私自身2012年にYou Tubeでサッチャル・ジャズ・アンサンブルの「テイクファイブ」を見てその高度な演奏テクニックに感嘆した一人。何のバックグラウンドも知らなかったので面白い企画の一つかユーモアかな・・くらいなとらえ方をしていた。それくらいクルタを着たおじさまとJAZZのコントラストが愉快に見え。その音楽テクニックのすごさに感動した。そして映画を見て分かった・・なぜパキスタンの伝統音楽家がJAZZだったのか。

1000年以上芸術の中心にあったパキスタンの古都ラホール。1970年頃からの過激なイスラーム原理主義の台頭により芸術文化が廃れ、伝統音楽も行き場をなくし、多くの音楽家が失業を余儀なくされる中でパキスタンの芸術文化を支える実業家のパトロンがサッチャル・スタジオを創立。「スウィングしなけりゃ、あとがない」とパキスタンの伝統楽器タブラ・シタール・バーンスリー(竹笛)などで奏でたのがTake Fiveテイクファイブ。インターネットで世界に発信された。ものすごいエネルギッシュな演奏力!!バッルー・ハーンのタブラが広大なリズムの空間を作り、美しい音色のシタールがメロディを奏でる。バーキル・アッバースのバーンスリーが、これが笛の演奏かと思うくらい高度なテクニックでソロを聞かせる。
彼らは代々音楽家の家に生まれ、時代に葛藤し、身体に刻まれた独自の音楽センスで見事にニューヨークで世界の最高峰のジャズバンドとの競演に挑む。そのリハーサルシーン、本番はどうぞ劇場に足を運び、是非映画でご覧になってください。ソロが終わるたびに完成を上げたくなるのは間違いなし!
天才トランぺッターウィントン・マルサリスが言ってた・・「いい演奏ができたらイェイ」。いい演奏を聴いてもイェイですね。

7月にいただいてた「ソング・オブ・ラホール」のちらしをラホールの友人に見せたところ知っている人は誰もいなかった。
それもそのはず、まだパキスタンでは公開されていないそうだ。これを見たラホールの友人の感想を聞いてみたいところだ。
パキスタン旅行中ずっとローカルソングを聞いていたが、ラホールではダルガー(聖者廟)でカウワリーを聞けたのが音楽好きには大きな収穫だった。
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余談ながらラホールで迎えた8月14日のパキスタン独立記念日。すごい人と車の熱気、車は大渋滞でホーンの嵐、各々記念日を楽しんでた。
車に積んできたドールを叩けばすぐに輪ができリズムで踊る、警官に追い払われてもすぐ渋滞の中で踊りだす。
ドールのリズムはインド国境とのワガボーダーでも響き渡ってた。リズム一つでノリノリなパキスタン人のテンションにつられ一緒に楽しんだ。
「日本の独立記念日はいつだい?」皆が聞く。建国記念日があると言うと「どうやって祝うんだい」と聞かれる。
これに一番困った・・愛国心を考え直したパキスタン独立記念日の夜。

*シールをいただきました。カワイイ!
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*毎号パキスタンに関するコラムを書かせていただいている経済ジャーナル「東海財界」8月号にラホールに合わせソング・オブ・ラホールの情報を書きました。
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