仏教の開祖 お釈迦様
現在のネパール、シャーキャ族の王子として生まれるも実在したか否か?
北インド地方ピプラワーでストゥーパを調査中に仏舎利の入った壺を発見。紀元前3世紀の文字で釈迦の遺骨を納められていると書かれていたことから、実在説が多数派となる
諸説色々あるがインド国境に近いルンビニーから発掘された石室から、この地が生誕の地との文字。
アショーカ王(在位紀元前268〜232年頃)が生誕の地を示す石碑を残したり、生誕石も発見、実在の人物を証明した形となる
29歳の時に出家、修行の道へ、6年間色々な苦行するも、悟りを開けず。ガヤーという地の沙羅双樹の下で深い瞑想に入り、ついに悟りを開く(成道)。
そして仏陀、目覚めた人と呼ばれるようになる。バーラナシー郊外のサールナートで初説法。
お釈迦様はその後も説法の旅を続けられ、80歳のとき故郷への道の途中クシナガラの地で亡くなる。釈迦入滅の地は4大聖地の1つワーラナシーの北にある。
ガンダーラ王国
紀元前6世紀から11世紀まで存続した。1世紀から6世紀から、仏教を信奉したクシャーナ朝が最盛期。紀元前327年アレクサンドロス大王がガンダーラに侵攻
特にマウリヤ朝3代アショーカ王(在位紀元前262〜232年頃)はたくさんのストゥーパ(仏塔)を建てた。
タキシラ
パキスタン首都イスラマバードから北西に35キロ。ガンダーラ王国の都として繁栄、今なおストゥーパや仏教寺院跡など多くの歴史的遺構が残り、世界遺産に登録されている
ジョウリヤーン(Jaulian)
2世紀、クシャーナ朝時代の建設された山岳仏教寺院、ストゥーパと僧院が残る。膨大な数のストゥーパと仏像の多さに驚く。長い階段がよく整備されている。名物ガイドをお願いし、写真撮影の許可をもらおう。彼は私を覚えてくれていた。日本がサポートしてくれるとお礼を言われ、撮影させていただいた。御礼は忘れず!



ヒーリング ブッダ(Healing Buddha)
おへその穴に指を入れて瞑想する癒しの仏陀。
驚く数の方形のストゥーパの基壇、一段ごとのストゥッコ(化粧漆喰)の仏像、ギリシャ様式の柱、アトラス神などが見て取れる



ストゥーパ、奉献ストゥーパ、その基壇のストッコの装飾、説明文があるものもある
苦行仏もあり、実際に行われていたことを知る。ラホール博物館には有名な苦行僧の仏像が展示されている



光背(後光)を持つブッダもあり、そこには女性の姿も。ここで見る頭光は特にガンダーラ仏、仏教初期に見られる



僧侶が暮らした僧院区。とても美しい仏像が残っていましたが、大半はタキシラ博物館で展示されています


